またたびチャンス!⑤

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


前回の記事

さて、どこに行きたいかというと、

実は、またたびチャンス!③の記事で載せた地図に書いてあります。

右往左往イメージ.jpg

が二湯の先の、【タビノトチュウ】と書いてあるところ。

天風庵の敷地内の一角に、新しくオープンしたと新聞で読んだのです。

オーナーは、【夏ノ庭珈琲店】として、大分県内各地をめぐる国東の方。

なんでも、久住町で出店した後立ち寄った長湯で、
芹川沿いのベンチに腰掛け、夕暮れを眺めていたときに、ここでお店を開きたいと思ったのだとか。

そのベンチ近くの店舗跡を借りた、というのが現在の場所のようでして。

自家焙煎の珈琲だけでなく、スイーツや、古本(!)などもあるらしく、
明らかに私好みのニオイがする。

これは、よらないと!

テイの湯には、昨年同様ひとり占めを狙って、18時ごろに行くつもりなので、
まだまだ時間があります。

BBCからも歩いて少しなので、とりあえずそちらに行ってみて、
それからどうするか考えましょう。


てくてくてくてく、芹川沿いをくだります。

膝の調子が悪いので、坂を下る度、ずんずん響く。

温泉が膝に効けばいいけど、一日じゃ無理かもなぁと思いながら、お店へ。

・・・・。ん??

タビノトチュウ

・・・なんか気配がしないけど???

・・・やられました。

タビノトチュウ

臨時休業だそうです。

なんだなんだ?今日は、長湯のおしゃれ系カフェで、寄り合いでもあってるのか??

なんと、またしてもフラれることとなったのです。(トホホ。タビノトチュウオが、オヤスミチュウ。)

タビノトチュウ
(手書きのお知らせもかわいい。楽しそうだな~、美味しそうだな~。ざんね~ん。
インスタやらない者にとっては、こんな時感じるアウェー感。「情報見たければ、登録しなよ」って感じの巨大IT企業になんか、負けるもんか~。)

仕方ない。仕方ないけど、今日これで4件目の行けずじまい。

これか?万事うまくいかないって。

なにはともあれ、今回はご縁がなかったということで、気を取り直して、ぶらぶらします。

ラムネ温泉
(この前は気付かなかった、ラムネ温泉前の【猫横断】の標識風看板。)

これだけではなくて、一回見てるはずなのに、

ラムネ温泉

ラムネ温泉の、建物の後ろ頭(?)の細かい造作に気付いたり。

散歩のような、歩く速度でないと見えないこと、気付かないこともあるもんだ。



芹川

タビノトチュウの店主さんではないけれど、長湯ってなんだか不思議なところです。

由布院や別府のように、温泉!観光!というわけではなく、
ほんと~に山奥の、
昔はどうやってここまできたのかしらと思うような場所で、

それでも、与謝野鉄幹・晶子夫妻をはじめ、多くの文化人に、昔から愛されてきた名湯で。

そしてそんな場所にも、ふつうの暮らしがあって。
放課後になれば、この小さな温泉街に住む、小学生の子ども達が芹川沿いを帰宅していて。

ガニ湯
(ガニ湯。脱衣場も、仕切りもないので、生まれたままをさらけ出す必要ありの、一大決心?の湯)

芹川
(この日は流れが速く、カモが必死に水かきして、水かきして、流れに逆らって、エサを探す様子が。油断して、時々スイ~ッと流される。)

何にもないようで、何か懐かしいような気もして。
やっぱり、不思議な場所です。


そして、夕方6時。

テイの湯に行ってみると、これまた誰もいない!

よっしゃー!でかした、ワタシ!

誰もいなかったので、前回なんて書いてあったか忘れた檀ふみさんの色紙や

テイの湯
(かくいう私は、溺れた蚊と一緒にお風呂に入りました。)

お風呂の様子を撮影させていただきました。

テイの湯
テイの湯

テイの湯は熱めではあるのですが、とても気持ちが良い。
本当は、ず~っと入っていたい。

老舗旅館なので、建物も、お風呂も、新品!ピカピカ!というわけではないのですが、
清潔で、気持ちが良い。

そして、本当にテイの湯に来て、微妙な思いをするということが皆無なのです。

「デザインの仕事は、使う人に不便を感じさせないこと」

そういったのは、WEBデザインをかじった時の先生の言葉でしたが、
こういった接客業などのサービスにも然りで、

なるべく微妙なモヤモヤとする思いをさせない、さりげない心遣いが、
大丸旅館の老舗としてのスタンスを守り続けているのじゃないかと、

そんな風に感じました。

川端家
(夜の帳が降りはじめ、お客様各位の川端家も眠りにつく。)

川端家


次回くらいでいい加減〆ないと・・・と
あせりつつ。

(次回へつづく!)
(今回は、連日続けて記事を上げます。)


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