またたびチャンス!③

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


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ジプシースマイルにふられ、食いはぐれたまま次を探さないといけません。

そういえば、BBC長湯の先に、天空の杜というキャンプ場ができて、
【cafe 風と土】という眺めが良さそうな場所が併設されていたはずです。

宿から近いし、すぐ戻れるかも。

しかし、前に場所を一度ストリートビューで見た時に、
すごい林道で、どうやってここに着くんかな?と分からずじまいだったのです。

とはいえ、Googleマップのお導きを信じましょう。

とりあえず、宿方面に向かって、さらに上へ登っていくだけ!のハズなので。

きっと看板くらい出ていることでしょう!


ところが、これが甘かった。

BBC長湯を左に、山道を行ったのですが、まず出てきた分岐点にキャンプ場の看板がない。

右往左往イメージ.jpg
(だいたいこんな感じ、の地図)

左側の道が、結構な急こう配で、なんとな~く、平坦な右を選ぶ。

これがそもそも間違いで、八十八ヶ所の霊場巡りの方に行ってしまい、
どんどん狭くなった道を、しばらくバックで戻る羽目に。

分岐点まで戻り、丸山公園の方に向かい、お稲荷さんをすぎても看板すらでてこない。

ワハハハハハ・・・どないせ~ゆ~ねん!

いよいよ困ると、笑いが出てくるのは私だけでしょうか。

左手に砂利道がでてきたものの、キャンプ場はこちら!の看板は見当たらず。

・・・どう考えても、この道中、キャンプ場への看板が一つもないっておかしくないか?
(実は、この砂利道の先だったらしいのですが、看板があったのか、気づけなかったのか・・・。)

Googleマップの音声は、お稲荷さんの先の辺りで「入り口は左です」なんて言うし。(コワいやん!)

う~ん。これは、諦めよう。

Googleさん、日本には「急がば回れ」という言葉があり、最短コースが一番良い道とは限らないのです。
サルじゃないんだから、さすがに山の斜面を登っては行けませぬ。

・・・仕方ない。もう長湯町内の、どこぞで食べよう。

ジプシースマイルでしっかり食べるつもりだったので、
今回も夕食はおつまみ程度しか仕入れていなかったのです。

(後々、天空の杜の公式サイトを確認するとおススメの別ルートがありました~。
とはいえ、できたら丸山公園側にも看板置いてほしいところです。私みたいな者のために・・・。


とりあえず、道の駅ながゆに車を停めて、ウロウロするも当てが外れ。

川端家
いつもより早めの閉店となった、川端家さん。「お客様各位」の引導を渡されました。・・・トホホ。

大丸旅館の壁
がっくりしながらも、大丸旅館の壁に開高健さんの一言を見つけ、「お~」と言いながら写真を撮る。
こんな感じカッコいいなぁ~。原田の親方に頼んで、誰かこんな感じで作らないかしら、と思う。座右の銘とか、好きな言葉で。

結局、道の駅近くのラーメン屋さんに。

「・・・しまった!レジで言えば、万象の湯の割引券をもらえたのに!」
(系列店が同じらしく、そのラーメン屋さんで食事をすれば、大浴場\500が\200割引きになります。)


以前、万象の湯に行った折に、混んでいてゆっくりできなかったので、
今回は、翌日にでも開店早々行ってみようかと思っていたのです。

このところ、「支払う時、レジで言おう」みたいに、
少し間が空くと、忘れていることが多い。

忘れてた!と思い出せれば、セーフらしいのですが、
老いを実感することも増えました。
(先日、膝の水まで抜くことに。「溜まるようなトシでもないのにね~」とお医者さんに言われました。)

人生の折り返しというけれど、50を過ぎると
あと50年も生きている確率って、正直少ない。

しかも、老いていくということは、可能性の塊だった赤ん坊というスタート地点ではなく
いのちのお終いの地点に、だんだん近づいていくわけです。
あたりまえだけど、折り返し地点までの10年と、折り返し後の10年は、
性質が全く異なるはずで、

出来ていたことができなくなり、
少しずつ何かを、手放していく。

そういったことも増えるんだろうと思います。

こうして、またたびに出て右往左往していることすら、
いつかは手放すことになるのかな。

私は、まだまだ見たいもの、知りたいものがたくさんあって、
できたら、その面白さを誰かに伝えたい。

「生きていれば色々あるけど、そんなに世の中捨てたもんじゃないよ」という何かを
掘り起こしていきたい。


などなど、などなど、そう言い訳して、次回いよいよBBC「花袋」!
美建築が、ようやくでてきます!

お楽しみに。
(つづく)
(今回は、連日続けて記事を上げます。)

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