またたびチャンス!②
さて、(良い返事もあまり期待できなかったのですが)カフェからの返信を待つ間、
ここから10分ほどで着く七里田温泉に行くことにしました。
日本一の炭酸泉で有名な長湯をして、さらにそれを上回るラムネっぷりだという【下ん湯】に一度入ってみたかったのです。
車で長湯ダムから10分ほどですが、七里田温泉は住所で言うと久住町。
久住高原と長湯の間にある、木の葉の湯を目指します。
木の葉の湯の受付にある券売機で、下ん湯の券を購入します。
(下ん湯だけだと、大人\800。木の葉の湯[\400]と共通券あり。こちらはセットで\1000。)
共通券に心惹かれますが、温泉をハシゴできる体力と時間も怪しいので、下ん湯の分だけ購入します。
受付で券を出すと、代わりに、番号付きの下ん湯のカギを預かります。
カギの保証料として、その場で¥1000を預けて、
返却時に返金してもらうシステムです。
受付のおじさんに、「・・・混んでます?」と聞くと、
にや~と笑って、
「全然!今、貸し切りですよ!」と笑顔で返される。
「え~!ホントに?・・・奇跡や‼ 笑」
「ここから、こっちの方に行って、ポストを曲がって・・・10分行かない所にあるので、
カギを開けて。
中に入ったら、また内側からカギをかけてくださいね。
今から1時間なんで、(歩いてかかる分の時間を入れずに)●時〇分までに受付に戻ってきてください。」
教えてもらった、至極ローカルな道のりをてくてくと行くと、
川沿いの急な坂の下に、下ん湯のリニューアルされた新しい建物が見えます。
2016年の熊本地震の際の被害で、一時湯量が心配された下ん湯ですが
2023年7月にリニューアル。
ヒノキの木の香がただよう、真新しいキレイな建物。
左手には足湯もあります。
(足湯はタダなんでしょうか。下から下からラムネの泡が・・・。なんかもったいない~。)
借りたカギで、ドアを開けます。
多分、一度に入れる人数分番号があるのかなと思いますが、
受付でこの①を受け取った方は、今のところ一人ってことですね。
そういう意味で、ミラクルなナンバー①。ガッツポーズものです。
脱衣場も(一人なんで)広く、清潔です。
1人だったので、中も撮りました。
炭酸ガスが出るので、換気のため窓は開いています。
一瞬、手を入れてみただけでは、ぷくぷくと泡を感じる程度なのですが、
全身浸かってみること数分。
長湯のラムネ温泉のように、ウロコのような泡が全身をびっしり。
長湯のラムネ温泉では、はっきりウロコ状になるのは、露天風呂の方。ほぼ水のように感じる低温です。
こちらは、(5月の下旬で)苦にならず浸かっていられる温度。
ほんのり温かい。
ラムネの湯って、高温だと泡があまり出ないんじゃなかったっけ??
こちらは、お湯の表面を跳ねるしぶきもすごいのです。
ピンピン跳ねて、顔に当たる。
スプライトをコップに注ぐとき、跳ねてくるあの感じです。
さらに、手のひらを下向きにして、アメンボのように水面すれすれにかざしてみると、手の裏がバチバチする。
・・・これってもはや、ラムネというより、強炭酸!
そう、ラムネを通り越して、ウィルキンソンの湯に浸かっている感じ!
いや~、おもろいわ~。
ぬるめなので、浸かっていても全く苦にならない。
というか、出たくない。
しばらく浸かっていると、自分の皮膚の下で、心臓の鼓動に合わせて、
ポンプで送られている血の流れが、指の先まで通うのが実感できます。
私は冬場にしもやけがひどく、指先はレジの人にビックリされるぐらい冷たいのですが、
その血の巡りの悪い私の血管に、自分でもわかるほど血が通っている!
いつも温泉に行っても、高温で、表面の方から温まるので、無理に浸かっていると、のぼせ気味になります。
なのに、ぬるい温度で炭酸の湯に浸かっていると、気持ちの良いまま、自覚できるくらい血行が良くなるのが分かる!
これは、スゴイ。
上がりたくないほど快適ですが、そろそろ戻らねばなりません。
というか、結局貸し切りだった・・・。なんちゅう、ラッキー。
お昼ご飯を食べ損ねて、たまたまランチタイムだったから、人がいなかったのかは分かりませんが、
お湯に関しては、超絶ラッキーだったと言えます。
ふと見ると、ジプシースマイルから返信が。
「〇月〇日までお休みです」
・・・そっか~。
お湯に関してはツキまくっていましたが、食いはぐれてしまいました。
(あてにしていた、コーヒー豆もダメってことで。)
チェックインまで1時間半ほど。
あるちゃある。ないちゃない。微妙な時間です。
慎重に選ばないと。
さてどうする?
(つづく)
(今回は、連日続けて記事を上げます。)