レトロで新しい町(ニュータウン)に建つ よい塩梅に暮らす家
今年の3月の下旬。さくらの便りの楽しみな頃、
豊後高田市にもくせい工舎のお家が完成しました。
昭和の街へと続く、にぎやかな通りから一歩入った場所。
その新しくできた住宅地には
ぞくぞくと新しいお家が建っています。
その中で、派手ではないものの、ちょっと「違う」雰囲気の家。
それは、外壁の素材の違い。「質感」が違うから。
塩ビの人形の中に、素焼きの人形が入ってるような印象の違いがあるからです。
無垢の木と漆喰という「質感」を感じるお家、
ご紹介します。
屋根は、栄四郎瓦(ProudUU40G)のライトレッド。赤煉瓦のような風合いの三州瓦です。
漆喰は、白すぎない、爽やかで穏やかな日田土の色。本当の漆喰なので、素朴だけれど上質な印象を与えます。
幾何学のグリーンのラインが、楽しいアプローチとなりました。
玄関ドアを開けると、レースの編み物のような可愛い照明器具。
腰板の作りが丁寧で、上質な印象がします。
シューズクローゼットへの2つのアーチには、目隠し用の扉も。
三和土風の土間が、「土」を感じさせる風合いで、木の家にぴったりです。
壁面の2つの窓から差し込む光が、無垢の木と漆喰を柔らかく照らすリビング。
鮮やかな青のカーテンもよく似合っています。後日、濃茶の棚板に、アイアンを組み合わせた素敵な飾り棚も付きました。
天井が高いので、広々。少し高い位置に取り付けられたニッチ。垂れ下がる感じのグリーンが良く似合いそうです。
キッチンはWOODONEからお選びいただいています。
無垢の木でできたシステムキッチンなので、機能的で、木のお家に良く似合います。
棚はご要望のサイズに大工さんがつくり付けてくれます。
和室は和紙畳なので、毛羽立ちも色あせも心配いりません。
木の良い香りのする押入れには、大久保建具さんのセンスも光ります。
水回りは主にLIXILから。洗面台は蛇口周りがびしょびしょにならないデザインです。
トイレの手洗い鉢の飛びかんなの模様が、なんともおしゃれ。手洗い場もオリジナルです。
木の香りにつつまれた、お部屋たち。
ウォーキングクローゼットの棚も、それぞれご要望に応じたオリジナルです。
目には見えないけれど、木の心地よさ、空気の清々しさは代えがたい宝物です。
完成2018年03月下旬。豊後高田市にて。