Natural=Unique
「私たちは、ひとりしかいない。
ステキな「個」を持っているんだから
大事にしなきゃいけない
「個」は 命あって 「個」なんです
沖縄・伊江島の【土の宿】・木村浩子さんの言葉。
脳性小児麻痺の影響で体の自由がきかないけれど
「人が好き 土が好き わたしが好き」な
笑顔の素敵な「おばぁ」です(*^_^*)
人間も自然の一部。
顔があり、体があり、見た目は似ていても
誰として同じ人などいない。
私たち人間が、「ひとりだけ」しかいないように
自然も、「ひとつだけ」。
そう、唯一無二だから「代わり」がない。
「かけがえない」のです。
そういった意味で、同じ職人さんが同じようにつくっても
木肌の模様一つ、漆喰の壁の陰影一つ
まったく同じものができない自然素材の家も、
やっぱり、唯一=Uniqueなのです(*^_^*)
通りより少し小高くなった場所にお家があります。お天気の良い日は大きな青空をバックに気持ちが良い(・ω・)ノ♪
住宅地にありながら、表の大きな通りから少し入ったところにあるので静かで落ち着いた場所です。
白漆喰に、スペイン風のベルブラウンのなまこ瓦。
三和土風の玄関ステップとアイアンの飾りフェンスで、ドアまでのアプローチにワンクッションおけます。影の文様もなかなか楽しい♪
玄関ドアを開けると、ガラスキャニスターのようなかわいい照明器具。
シューズクローゼットへと続く漆喰壁には、アールが二つ並び、空間に奥行きと広がりを感じさせます。
シューズクローゼットの棚は、ご希望に応じて、お家の予算内で大工さんが造りつけてくれます。
水回りはLIXILを中心にお選びいただいています。
手洗い場のアールの漆喰壁と、ガラスのレトロな照明器具がノスタルジックな雰囲気。
木とアイアンでできたペーパーホルダーが、おしゃれです(*^_^*)
ロフトはありませんが、勾配天井の高さがぐんと空間を広く感じさせてくれます。
南向きの窓から挿す光が、無垢の木の床を優しく照らします。無塗装の無垢の木と漆喰の壁は、テカテカしないので、光のあたりが柔かい。
素材がテカテカした一般の住宅と違い、木の質感、漆喰の職人さんの鏝の跡が、空間をとても優しい雰囲気にしてくれます。
リビングの一角には、畳コーナーも。桜色の和紙畳。色あせも毛羽立ちもないのが魅力です(・ω・)ノ♪
大窪建具さんの、古ガラスのドアがしゃれてますね(*^_^*)
一見アイランド型のキッチンですが、よく見ると違う(・ω・)ノでも、その雰囲気を残しつつ、キッチンとリビングか切り離された感じもしない(・_・)
よく考えられた意匠になっています。
お客様セレクトの、カラトリーがたくさんぶら下がった楽しい照明器具(≧▽≦)♪とてもユニークで個性的(*^_^*)
ご家族のそれぞれのお部屋も、ふんだんな無垢の木と漆喰に包まれています。壁紙を使えば、色柄は自由ですが、壁紙を貼る接着剤はやっぱり心配です。しかも壁紙を貼ることで、せっかくの自然素材の調湿機能が落ちてしまいます。
パッと見た印象のインパクトは人工物には敵いませんが、それよりも「不自然な」ものをできるだけ使いたくないからです。
できるだけ、「自然に近いこと」が大切。だって、人間だって「自然」の一部だから(・ω・)ノ♪
最後に、また木村 浩子さんの言葉。
【人は土から生まれ 土に還る】という 言葉があるんです。
土がなければ 人間は 機械になってしまうような 気がして ならないし
人間は 自分らしく 生きることは 出来ないと 思っています。
もくせい工舎のお家が好きな方々は
きっと、「木と土と生きる」人たち。
本能的に、それらを愛してやまないから
自然に寄り添い、生きる「家」を選ばれたのではないかな、と思います(*^_^*)
完成2016年2月下旬。中津市にて。