お布団から出られないという副作用

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


明けましておめでとうございます。

年が明ける度、代役で留守を預かる者として感じる、
「黒子ですみません」的、申し訳なさは否めませんが、

文章を書くこと以上に、良い家をつくることが、
永家夫妻の第一のことと、ご理解いただいて、
どうぞ、気長にお待ちいただけたらと思います。

黒子としても、それに適う様、精進してまいります。

本年も、もくせい工舎ともども、よろしくお願いいたします。


さて、今年一番は、冷えに関する話。

高知県の山のてっぺんに、早川ユミさんという布作家の方が住んでいらっしゃいます。

早川ユミさんの手から生まれる、味わい深い服や、
畑の仕事、日々の暮らし、考え方・・・。

こんな人になれたら、どんなにいいか!と思う、私にとって羨望のお方であります。

あいにく、お裁縫もからっきしで、根性もセンスもないので
「いいなぁ~」と言っては、何にもしない。

それを繰り返しているばかりの人間にすぎません。

洋服のつくり方も、「私でも、もしかしたらできるのでは?」と思わせてくれそうな、
有機的で、感覚的な作り方。

そして本の、洋服づくりのノウハウ以上に、魅力的なのが文章とユミさんの絵でして。

独特の温かみとリズムと、センスががあって、

おとぎ話をするような語り口でありながら、
生き物としての人間の本質も鋭くついているような、

不思議な魅力のある本をたくさん出しておられます。


その中に冷えに関する記述も多く、読んでいると、
(西洋医学的な根拠はともかく)なるほどなぁと思うこともあり、方法も簡単なので、実践してみたくなるのです。

試してみたのが、靴下の重ね履き。

ネットでも、冷え取り靴下がたくさん売られおり、簡単に手に入ります。

冷え取り靴下重ね履き
扱い方も原因かもしれないが、絹は、若干破れやすいような。

なんでも、購入したメーカーさんによると、
20枚重ねると、一番効果を感じやすいのだとか。

・・・・。

4枚でも、靴が入りにくくなって買いなおすことになった、甲高幅広ホビット足のワタシにはムリな話。

20枚とかはいたら、入る靴がありません。

諦めて、初年度は4枚で過ごしました。
(2年目の今季は、2枚。一枚で、肌側に絹・外側に綿の5本指カバーソックスを使用。)


そのメーカーさんの説明には、他にも冷え取りに関することが書いてあって、半身浴30分以上もその一つ。

・・・これも、そんなにのんびり浸かっていられません。

五十路を超えて、ようやく血圧が100を越してきた低血圧の私は、
冬になると、お湯に浸かったとたん、寝てしまうことが多い。

眠くなったな~とか思う前に、気が付いたら寝ているのです。

お湯に浸かって体が温まると、体温を平熱に戻そうとして血管が緩むらしく、

緩めば血圧は下がるので、結果、脳が酸欠気味になるのだとか。


そう、のんびり浸かっているからウトウト寝てしまったのではなく、
ほぼ気絶していたのでした。

ゆっくり半身浴なんかしている間に、気が付いたらリアルな極楽に行きかねない。

お風呂場から、三途の川に直行です。
(同年代の中山美穂さんのこともあったので、誰にでも起こりうることではあります。
念のため、防水タイマーを買って対策。)



半身浴が無理なら、代わりに湯たんぽでもよいとあったので、

気楽な湯たんぽに、早々に乗り換えました。


湯たんぽって、今、色々あるんですよね。

安価なプラスチック製から、充電式のものまで。

冷えとり・湯たんぽ

なかでも、早川ユミさんが陶器の湯たんぽの素晴らしさを語っていたので、
ぜひとも倣いたい。

新品を買うと、一万円近くしますが、運よくメ●カリで未使用品を1200円で手に入れました。

冷えとり・湯たんぽ
陶器製湯たんぽ。ずっしり重い。

栓も陶器でできていて、中に入る部分が水漏れしないようゴムになっているので、

あまり口のギリギリまで湯を入れると、変形しそうです。

かなり大きめなので、1Lちょっと入る感じ。

私が使い出してから、息子たち、そして猫さんズの分も用意するようになったので、
寝る前は、何回もお湯を沸かします。

陶器の湯たんぽは、遠赤外線効果があるらしく、
お湯の量が多めなのも手伝って、

朝になってもポッカポカ。

肝心の冷え対策としての効果ですが、

う~ん。正直、分からない。

しめつけない靴下を4枚履いていても、
湯たんぽでヌクヌク眠っていても、

相変わらず、指先は氷のようにつめたく、

しもやけで赤黒く変色し、腫れあがったままで、
物をつかむこともままなりません。

体に冷えは感じず、指先だけなので、
末端冷え性というものかもしれません。

自律神経や、低血圧、貧血も要因の一つのようなので、

冷え対策はしつつ、ストレスの発散や、
血の巡りにも気をつけねば、なかなか一部の対策だけでは改善されないのかもしれません。

湯たんぽ一つで劇的に改善!とはならなかったものの、

この、お湯を入れるタイプの湯たんぽの心地よさを知ると、
冬場は手放せなくなります。

ぐっすりよく眠れるし、

途中で起きても、戻った布団は体温以上の温かさ。

電源要らずの、コタツなみです。

欠点といえば、お湯の準備が面倒なことと、

朝、布団から出たくない気持ちが倍増することでしょうか。

ちなみに、Copilot(AI)に、【湯たんぽの医学的な効果】を質問してみたら、以下のように返ってきました。


湯たんぽの効果について医学的に説明すると、以下のような点が挙げられます:

血行促進: 湯たんぽを使うことで、体の表面温度が上がり、血管が拡張します。これにより血流が良くなり、筋肉の緊張が和らぎます。

リラックス効果: 熱を感じることで、体がリラックスし、ストレスホルモンの分泌が抑えられます。これにより、心身のリラックス効果が期待できます。

筋肉のリフレッシュ: 熱によって筋肉がほぐれ、痛みや疲れが軽減されます。特に筋肉の緊張や痛みがある場合に効果的です。

冷え症の緩和: 冷え性の人にとって、湯たんぽは体を温める効果があり、寒さによる不快感を和らげます。

これらの効果により、湯たんぽはリラックスや健康維持に役立つアイテムとして人気があります。ただし、過剰な使用や高温で使用すると火傷や皮膚のダメージを引き起こす可能性があるため、注意が必要です。

冷え性でお悩みの方も、そうでない方も、

お布団から益々出たくなくなりますが、

湯たんぽ、いかがでしょうか。おススメです。

湯たんぽ愛

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