ほんとのこと
皆さま、本はお好きですか?
新しくできたお家の撮影に行くと、隠れ家のような書庫があったり、
立派な本棚があったりと、
もくせい工舎のOB様方の中にも、本がお好きな方なのかな?とお見受けすることがあります。
かくゆう私も、大人になって本好きになりました。
きっかけは、子育てに悩みまくっていたころ、
あるサイトに相談してみたのがきっかけでした。
自分なりに「悩み」を相談したつもりだったのですが、
「愚痴を言いたくなったらいつでもどうぞ」との返信。
・・・そうか。
自分ではどんなに悩んでいると思い込んでいても、
所詮、誰かにとっては愚痴でしかない。
それに、相談したからと言って、目が覚めるような答えが返ってくるとも限らない。
私が欲しい言葉は、きっと私の中にしかない。
そうすると、「答え」を自分で探さないといけない。
その糸口に選んだのが、本だったように思います。
本は文字ではない。
本は人じゃ。
開けば、触れることができる。ほかの人の考えに。
(中略)
その人の目で見た、世の中の
人生のあらゆることを教えてくれる。
生きるに迷うとるんは 自分一人じゃないことを。
・・・・これ、ずいぶん前の大河ドラマ『花燃ゆ』で、吉田寅次郎(松陰)が言っていたセリフです。
本なら、合わなければ閉じればいい。
本なら、通常では出会いようがない人の考えにも触れられます。
本なら、何度でも同じことを問い直せます。
そして、そういった悩みに対する糸口としてだけでなく、
本の中には、私が知らなかった、ユルい世界、
ささやかでも、愛しい世界を垣間見せてくれるものもありました。
実は、今度山香町の完成見学会にお越しいただいた方先行で、
もくせい工舎の土壁の家にて、かしきりCafeを計画しております。
その一角をお借りして、ことりのかあさんの【脳が煮えない貸本屋】を出そうともくろんでおります。
貸本屋といっても、ご自由に見てもらう形。もちろん、なんの料金も発生しません。
なかなか一般的に、たった一人のために、カフェを貸し切りなんて機会もないはず。
たまには、心置きなく、ボ~っとする時間をもってもらいたい。
しかも土壁の家という、場所で。
そのお供として、凝り固まった脳や考えを、ユルめてくれるような本を置いてみたいと思います。
イベントの詳細は→こちら!
自家焙煎の珈琲と、手づくりのお菓子とともに、
(・・・って、私が用意するんじゃないんだけれども。)
日頃の疲れを癒しにお越しください。