もくせい工舎の家をつくる仲間・原田親方インタビュー「土が本来もっている力を伝えたい」
こんにちは、もくせい工舎です。
自然素材を使った家づくりに欠かせない、漆喰壁。
職人の手仕事ならではのコテムラは世界に1つだけの豊かな住空間をつくり出してくれます。
今回は、もくせい工舎の家づくりを長きに渡って支えてくれている『原田左研』の原田親方にインタビューしてきました。
素材にこだわり、常に良いものをつくるための努力を惜しまない生粋の職人魂の持ち主。
遊び心を取り入れながら、住まう人の雰囲気に合わせた素敵な壁を生み出すセンスはまるで魔法のようです。
原田親方、よろしくお願いします!
Q:突然ですが、『原田左官』の名刺には「壁を創る人たち」と書いてありますよね?どのような意味合いがあるのでしょうか?
A:僕たちの名刺には「壁を創る人たち」と書いてあります。
壁を創ると言っていますが、本来は「壁と壁のあいだを塗る」という気持ちを表しています。
Q:壁のあいだとはどういう意味ですか?
A:土や藁や砂や貝灰と水を混ぜて壁に塗ると、その壁に包まれた空気や雰囲気、つまりは壁と壁の「あいだ」が人にとってえらく居心地がよいものになるからです。
土壁を家に入れると家がよくなる。
家と家の間に入れると町がよくなる。
壁の影響力に驚きながら、日々仕事をしています。
Q:原田親方にとって左官の仕事の魅力は?
A:ものをつくる喜びと塗っているときの気持ちよさが左官の仕事のいちばんの魅力です。自然の理にかなって動けるうれしさ。そしてもっと大きな何かが次に待っているような、わくわくした気分になります。
Q:土に魅了されているということでしょうか?
A:そうですね。無償性、おおらかさ、命に寄り添うといった、土が本来持っている力に触れているためかもしれません。
僕たちが土に感じている力、それをみなさんにお伝えできれば、と思っています。
原田親方、ありがとうございました!