自然災害に強い家づくりに欠かせない、地盤づくりと骨太構造

こんにちは、もくせい工舎です。

これからの住まいはただ快適に暮らすだけでなく、台風や地震などの自然災害に強い家でなければいけません。
そのため住まいづくりにおいて最も大切なのは、その建物を支える地盤と言っても過言ではないでしょう。

今は着工前に地盤調査をするのは必須です。その結果、必要に応じて地盤改良を行っています。

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もくせい工舎では、「砕石パイル工法」を採用しています。
砕石パイル工法とは、小さく砕いた天然石を地面に詰め込んで形成した石柱を使って地盤を補強する工法です。
固化材などを使わなくとも地盤の支持力を高められるのがメリットです。
地震の揺れに強いだけでなく、水はけがよいため、液状化を防ぐ効果も期待できます。
2016年に起きた熊本地震では、たくさんの家が傾いたり地盤沈下したりするなか、砕石を使って地盤改良した家は倒壊を免れました。

そして、住まいの構造体は根太(ねだ)レス工法を採用。
根太レス工法とは、根太を設けず横からの水平力に抵抗させるために、厚みの厚い床下地合板(厚み24㎜以上)を用いた床組みです。剛床工法とも呼ばれています。
本来は合板を使用しますが、弊社では28㎜の杉無垢ボードを使用しています。
以上のことから、地震や台風時に発生する横揺れを最小限に抑えることができます。
構造体は一般的なサイズよりワンサイズ大きな4寸角の柱を使用
外圧に対してより耐久性が高く、頑丈な構造体を作り上げられるのが大きな特徴です。

今回のお話は、少し難しく感じたかもしれません。
自然災害に強い家づくりには、地盤づくりと骨太構造が欠かせないということを覚えておいていただけるとうれしいです。

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