美建築ぶらり。竹田ひとり旅 その 1
コンポストのことを書くつもりでしたが
(再び)またの機会に。
数回にわたり、竹田の旅のお話をします。
私は月の15,30日くらいに記事を書きますので
気が向いたらお付き合いください。
武雄ですっかり、ひとり旅の楽しさにはまってしまった私。
たけおさんぽ①
たけおさんぽ②
たけおさんぽ③
今回は、一度訪れてみたかった
竹田市直入町の長湯温泉に行ってみました。
何故に長湯?
元々は湯治で良い宿を検索していたのです。
そこでヒットしたのがB・B・C長湯さん。
図書館のある林の中の長期滞在もできる宿です。
建物良し、林の中という雰囲気よし、
しかも図書館つき。
中でも山頭火という建物に心惹かれて
ぜひ見てみた~い!泊まって見た~い!
と、なったわけであります。
湯布院御三家・山荘無量塔の「楽」というお部屋に
いつか、いつか泊まってみたい!
そう思っていた私ですが
金額的にもなかなか気軽に手が出ない。
しかも、ひとりで・・・とはいかないかも?
ところが、B・B・C長湯さんの山頭火は
ひとり旅でもOK。
しかも、お値段は9000円いかないくらい。
施設にお風呂がない。(近くの大丸旅館とラムネ温泉が利用できる。)
夕食がない。(おかゆメインの体に優しい朝食はつく。)
それを除けば、美建築に一棟貸しで宿泊できる上、
お値段は一万円いかないという
なんともありがたい宿なのです。
これはカメラ片手に行くしかない。
とにかく、煮えた頭を休めたい。
とにかく、景色を変えたい。
とにかく、いつもと違うことをしたい!
そんな一心で、予約当日
直入入り(いりが、多いな!)したのであります。
まずは腹ごしらえ。
直入ダムを望むカフェ、ジプシースマイルさんに。
あいにくの曇天で、写真が暗い。
朝まで雨だったので
「濡れてませんかね?」と心配されながらも
無理を言って外でいただくことに。
オフシーズンなので誰もいなかったのですが、
水上スポーツもできる直入ダム。
この日はカモがのんびりしておりました。
南インドチキンカレーのセット(デザート付だ!)を頼み、
行ったこともない南インドに想いを馳せ、
ダムのほとりでカレーを満喫。
デザートのチーズケーキと
デカフェのコロンビアのコーヒーも美味しいこと!
これは、豆も買って帰ろう。
それで、宿で挽いて飲んでまったりしよう。
今回、そのつもりでお気に入りの
コーヒー豆とミルも持参したのでした。
お会計をすませ、コーヒー豆をゲットし
さて、車で宿まで行きますか。
チェックインを14時と早めにし、
ゆっくり町をぶらぶらするつもりだったのです。
(・・・さて、コーヒー豆をどこに入れよう。
クーラーボックスか、赤いボストンバックか・・・。)
ところがです。
その赤いボストンバッグが、車にない。
着替えやタオル、コーヒーミルを入れたはずの
赤いボストンバッグが
どこにもない。
「・・・あれ?・・・あれ?」
もう、さ~っと血の気が引きました。
漫画に出てくる縦線が顔に。
春休みで家にいた息子に電話をかけると
「うん。なんか畳の部屋にあるよ。
届けようか?自転車で!」
って、車で2時間かかったところを
自転車でかい?
「・・・気持ちだけいただくよ。
とりあえず、宿に行ってみて、また連絡するわ~」
とにかく、無いものは無いのです。
キャンセル代も、当日なので満額です。
取りに帰るしかない。トホホ・・・。
チェックインをすませ、受付の男性に事情を話し、
「大変だね~」と同情され。
もう苦笑い以外でない私。
とりあえず代金を払い、カギを預かることに。
憧れの山頭火で、トイレだけ先に借り、
今来た道を戻らねばなりません。
「あ~、もう。なんでこうなるかな~。」
どんなに「なんでなんで」と言っても
自分がやらかしたので仕方がありません。
陽がだんだん傾きかける中を
自宅へ。宿へ。
・・・あれ?私リラックスしに来たんやなかったっけ?
アドレナリン大放出。焦りまくりです。
心情としては走れメロスのそれです。
行かねばならない。んで、戻らねばならない。(原因はともかくね!)
美建築にゆっくり触れる間もなく、
次回に続く~!