家にも自助力
「10年に一度級」の寒波が、直撃した先週。
皆さま、大丈夫でしたか?
1/24の午後から、急にあれよあれよと積もりだして
あっという間に雪景色。
ウチの長男の車は
遊園地のコーヒーカップの乗り物のように
ツーっと一回転したらしく
「相手がおらんで良かった~」と胸をなでおろしておりました。
その前に数日続いた暖かい日に、
春と勘違いしたハトヤバラも、かわいそうなことになっていました。
「夏涼しく、冬暖かい。」
住宅メーカーの広告によく出てくる言葉ですが
「ワンランク上の家づくり」同様、
何を基準にしてかはよく分かりません。
少なくともそれが
電力に頼っての涼しさ暖かさなら
何らかの理由で停電してしまえば
あまりアテにはできない気もします。
その点で、家の断熱性能が高いことは
いざという時「しのぐ」一助にはなりそうです。
もくせい工舎ではリフォームも行っていますが
その際、新築同様
壁には羊毛入りの断熱材を、しっかり敷き詰めます。
見た目だけでなく、「守る力」が増します。
家の快適を維持するのに、なるべく少ないエネルギーですむように
しのいだり、守ったりする家の【自助力】は
きっと大事になってくるのではないかと思います。
時々、大学時代に先生がおっしゃっていたことを
思い出します。
(なにせ数十年前なので、うろ覚えですが)
昔の庶民の家は
1つの部屋が
居間になったり、ダイニングになったり、
寝室になったり。
そこに、こたつや火鉢といった
局所暖房ひとつあれば
家族みんなが温かいわけでしょ?
今みたいに
それぞれが個室にこもって
それぞれの部屋全体を暖めようとしたら
いくらエネルギーがあっても足りない。
日本の暮らしには
局所暖房が一番理に適っていると思います。
・・・とかなんとか言っておられたような。
エアコンで空気全体をウンウン暖めようとするより
こたつの方がダイレクトに暖かい。
断熱性能の良い家で
あまりエネルギーを使わずにすんで
みんなでこたつにでも入りながら
まったりするのは
おさいふにも
環境にも
ついでに家内安全にも
良さそうであります。
いざという時も
そうでない時も
自分で自分を守る
自助力の高さは
家にとっても
人にとっても
御守りみたいなものかもしれません。