「自由」と「調和」

「自由設計」。

だから、間取りも外壁も、屋根も、外構も

おおむね個人の「自由」に決められます。

どんな形にしようが、どんな色にしようが「自由」。

好きに決めていい。

自分の敷地内に自分のお金で建てるんだから

何しようと勝手じゃないか(-ω-)

誰にも文句言わせないぞ〜( `ー´)ノ

・・・そう、「自由」に歯止めが効かなくなって

「調和」のことなんかお構いなしになってしまう( ̄▽ ̄;)



でも、こんな美しい写真集を見たら

ちょっと「自由」についてちょっと考えさせられます(・ω・)

本:『世界で一番美しい街、愛らしい村』
MdN編集部

一度図書館で借りて、また気になったので再度借りた

お気に入りの美しい「街並み」の写真集(*^_^*)

ナザレの風景
同じような色の屋根と壁。屋根の勾配も同じ。・・・同じ家ばかりで退屈な風景?
海の色と、空の色と、いやいや!この街のなんと美しいこと!

ハルシュタットの風景
違うようで、窓周りの造作、屋根の形、グリーンの使い方!
外壁の色味は違っても、明度や彩度をそろえたり、どこか共通項を持ったり。
だからこそ、違っていてもガチャガチャしない美しさ。


iイギリスの農村の風景
イギリスの農村。石造りの家が並ぶ物語に出てくるような風景

サントリーニ島
サントリーニ島(ギリシア)。一軒一軒は同じような白い家。
でも、「街」となった時、この美しさは芸術的!


海外に行くことなんか、もうないであろうワタシ・・・( ̄▽ ̄)

だから、こうして写真でしか見れないのですが、

あれだけ日本より個人の「自由」を謳歌しているように見える欧米の方が

街並みに関しては

「自由」とともに、「調和」にも気を配っているように見える・・・(・ω・)



映画とかで見るアメリカの住宅地だって

それぞれのお家に周りは芝が青々してたりします。

「芝生」が共通項なら、お家が様々でもそんなにガチャガチャしない。



・・・・う〜ん、今の日本は込み合ってる住宅街ほど

ガチャガチャしてる。

其々が好き勝手に「自由」につくり

その町にふさわしい家をつくりたいと思うほど「街」のスタンスも

・・・残念ながら一部を除きあまりない( ̄▽ ̄;)



昔は、家の素材も「木」とか「漆喰」「土」「紙」

そういった自然のものからとれる材料しかなかったから

ある意味、街並は自ずから調和がとれていたはず(・ω・)

だから、城下町の美しい街並を観光地にしたり

白川郷のように昔ながらの「風景」を大切にするのでしょう。



でも、色カタチが「自由」に選べる素材が増えると

どうも「風景」としては、ガチャガチャうるさくなるばかり(-ω-)



「カタログ」的には「個性」にあふれた家々が

街並みとして「美しさ」を出せるかは

「自由」と「調和」のバランス次第のような気がします。
イギリスの石造りの農村とか、サントリーニ島の白い家とか、
カタログ的には同じような家しかつくってない工務店っぽいですが・・・( ̄▽ ̄;)。
でも、自然の素材だから個々がそんな印象になっても
「街」になった時の美しさはごらんの通り!ですもんね(・ω・)♪


「自由設計」とはいえ、「自由」と「好き勝手」とゴチャゴチャにすると・・・。

・・・・う〜ん・・・(-ω-)

あ〜んな、絵になる美しい「街並み」には

やっぱりならなくなるんじゃないかな〜( ̄▽ ̄;)

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