人生は総合力ばい。

「人生は、総合力ばい」

そういったのは、「がばいばあちゃん」こと

漫才師・島田洋七さんのおばあちゃん。

裕福な家庭に生まれながら

晩年は貧しいながらも、色々なことを笑いにかえて

たくましく、そして優しく生き抜いた女性です(・ω・)ノ



その言葉を思い出すたび、思い出す人がいます。

「亀ちゃん」です(・ω・)

亀ちゃんは一つ上の会社の先輩で、

自称『スラムダンク』の「桜木 花道」似。

ルパン三世のように細い男性でした( ̄▽ ̄)

先輩なので、さん付で呼んでいましたが

明るく、おもしろい人で、

会社のみんなから「亀ちゃん」「亀ちゃん」と慕われる人でした。



おもしろい反面、仕事をさせればまじめで

表裏なく非常に先輩を大事にしていたので

亀ちゃんを悪く言う人はいませんでした。



亀ちゃんは、高校中退後

しばらく暴走族のヘッドをしていました。

仲間が事故を起こして、そのひどい現場を目にして

「これはもう、おれがみんなをこんな事からやめさせんと」

そう決心して解散したと言っていました。



ワタシは、その決心の仕方がすごく好きで

暴走族だったにしても、そう思うあたりが

やっぱりこの人の人間の良さなんだな〜と思えて

嬉しくなります。

昼休みヨダレたれて爆睡してようが

お酒の飲み過ぎで若くして尿酸値が高かろうが

思い出すたびに、楽しい思い出の多い先輩でした。

あまり人に好かれるものだから、

東京の塗装店の跡取りにヘッドハンティングされて

惜しまれつつ、退社して行きました。

みんな寂しそうでした。



大学を出たからと、口ばっかりで

みんなに敬遠されてクビになった人もいれば

亀ちゃんみたいな人もいる。

高校中退し、暴走族のヘッドをしていたころは

「お前、そんなことでこの先どうするん?」そう言われていたかもしれません。

地元の良い学校を出たからと自負していても、

他の地方に行けば、そんな学校誰も知りません。

「今」の自分がいるだけです。



過去の自分がどうあれ

「今」の自分が周りの人間に対してどうあるか、

「今」の自分がどう働いているか

それしかない。



順風満帆にいってきた人より、紆余曲折あった人の方が

どこか人に対する目線も優しい。



勉強できたか?いい学校を出たか?

県大会で何位だったか?

目先のことについとらわれそうになるけれど

学生時代の「成績」だけで、すべてが決まるわけじゃない。


色々あって、それからどうしてきたか。

「今」どうしているか。


「人生は、総合力ばい」

その死の直前、自分の人生の点数が50点以上なら、

四捨五入で、「なかなかよい人生」だったと言えるかな?

「結構面白かった!」そう言えるといいな!と思います (*^_^*)

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