進む Vol.1
「今後の将来を見据えて、進路をしっかり決めなさい。
君たちの一生を左右するんだから。」
この前小学校を卒業したかと思えば、
その数年後には、中学校でこう言われる子供たち(・ω・)
だって職業紹介で出てくる「看護師さん」「学校の先生」とか以外に
世間に出れば五万と職種ってあるのに!
その一部だけを示して
たかだか数十年生きただけの経験の中から、
一生をかける仕事を選べっていう方が無茶なような・・・(^▽^;)
世間は広い。
大人になったわたし達ですら知らない、「仕事」も多い(・ω・)
中学当時、ワタシは必死でした( ̄▽ ̄;)
でも、なにか「やってみたい!」目標があったからではなく、
親に「頑張ることで、自分を認めてもらいたい」
その一心からでした。
「やってみたい!」「何かになりたい!」そんな前向きな動機ではなく
「頑張ること」=「自分の存在価値を認めてもらいたい」
そんな内向的な理由だったのです( ̄▽ ̄;)・・・Oh↓
だから将来何になりたいかではなかったので
高校に進学し、さらに進路を決める時非常に困りました。
周りの子たちは「文系だから〇×大学の文学部に行く」
「英文科に行く」そう言うのですが
自分はそういった方面に全く心が動かない・・・( ̄▽ ̄;)
どっちに行けばいいのか?そもそも、どっちに進みたいのか?
それどころか、自分の立っている位置すらも分からなくなって
心身ともにズタボロになりました(・ω・;)
今思えば、「褒めてもらえるよう」他人の価値観に合わせていたのですから
自分は本当はどうしたいか?分からなくなって当然です( ̄▽ ̄;)
それを救ってくれたのが美術でした。
「そうか。何になるかははっきり分からないままだけど
ワタシは、何かこの手で作っていないと嫌なんだ(・_・)」
そう気づいて、一気に「こっちに進んでいい!( `ー´)ノ?」その方向が見えました。
とは言え、現在は仕事も立場も非常にフワフワしたものですし
他人様に自慢できるような事なんてな〜んにもないワタシですが
ヘタでも動かし続けてきた手と
分からなくても考え続けてきたことが
自分なりの「個」となっている・・・のかな?と思います(それが良いかどうかは別ですが)
手を動かしてみな。
手があなたのダメなところも値打ちも全部ちゃんと知ってるよ。
才能があるかどうかなんてことはわからなくたっていい。
ただ、ひたすらに手を動かしてさえいれば、
自分のなんともいえない性格とか、
なんともいえない主義とか、
なんともいえない自分なりの失敗とかがんばり方とか、
そういうものがひとりでに決めていくものがある。
そうして決めていった挙げ句のものが、
<才能>であり<宿命>なんだと僕は思います。
吉本 隆明・著『ひとり』より
目標に向かって、まっすぐ最短ルートを全速力で走れば
目的地まであっという間。
効率的にも時間的にもロスが少なく、誰からも褒められます。
・・・ただ
いったん路線を外れたからこそ気づくこともあるような・・・(。´・ω・)?
特急で走り去ってたら、途中下車した無人駅に
こ〜んなカワイイ駅長さん?がいるのなんて気づかない( ̄▽ ̄)♪
まっすぐ、まっしぐらに?まわり道をして?
「進む」続きます〜(・ω・)ノ
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