その道を行く人Vol.1・・・原田の親方
お正月。
「・・・よくぞこの量が、郵便受けに入ったもんだ・・・( ̄▽ ̄;)」
そう感心するほどの、大量の元日の新聞・広告の束。
のんびり新聞を見ていた主人が言います。
「・・・これ、親方じゃないの?」
「・・・どれどれ?(。´・ω・)?・・・あ、ホントだ」
わが家で親方といえば、そう。
鏝を持ったサンタクロース・・・(。-`ω-)☆←・・・すっごい失礼(^-^;
・・・じゃなかった、原田左研の親方です(≧▽≦;)
新春の住宅特集に、あのお髭の姿がありました。
もくせい工舎の壁をてがける原田の親方は、
実は、業界ではかなり有名な左官職人さん。
原田左研のHPをみてもらえば分かるのですが、
文化財の保護から、大きな公共施設、
駅長室や店舗、
マンションのリノベーション、ピザ窯・・・etc.
手がけるそのどれもが、ドキッとするような
色味、質感と、絶妙な間合いで表現されています。
空間に、ほんのりした温度とやわらかい質感、
そして【色気】に近い雰囲気を創りだす職人さんなのです(・ω・)ノ
「こだわりの職人さん」っていうと簡単なのですが
鏝を握って、右から左に作業を器用にこなしているだけじゃない。
あの大きな目で、ギョロギョロと
壁の表面以上の、なにかを見ようとしながら、
何十年もひたすら【自分の手を動かし続けてきた】
「その道をゆく人」なのだとワタシは思っています(´・ω・`)
そんな親方の記事に、こんな言葉がありました。
土は縁あって 引き寄せるもの。
「95%は素材の力。技術は残り5%。
その土はその人が縁あって引き寄せたもの。
土から離れすぎた現代人が土に触れれば
心がプルプルする。」
親方の言う言葉を、ワタシのような素人が
その意味の深いところまで理解は、きっとできないのだと思います(´・ω・`)
でも、こうして縁あって親方のつくる壁を見ていると
この土の質感に心惹かれるかどうかは
その人の持つ潜在的な「自然への望み」の強さなのかもしれない。
そう思います。
漆喰に映るモッコウバラの影法師。やわらかな漆喰に映る影も、線が優しい。
漆喰を見て、万人の心が震えるかは分からない。
でも、心のどこかで
そういった土の優しさを【本当に必要としている】人には
恋しい空間であり、愛しむ風景なんだと思うのです(*^_^*)
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