土に還る Vol.2 腐らない家・くさる家
つづきです~ (・ω・)ノ
先日(といっても、かなり前のような・・・)本屋で
インテリアコーナーの雑誌の表紙にあった言葉にドキッとしました。
(自然関係の雑誌だったような・・・(。´・ω・)?雑誌名もちゃんと見ていなくてスミマセン( ̄▽ ̄;))
「くさる家に住む」
(・・・だったような・・・(。´・ω・)?・・・ちゃんと覚えてなくてスミマセン ( ̄▽ ̄;) ←度々・・・)
「くさる」・・・え?・・・家腐っちゃ、困るよ・・・(^▽^;)?
正直、見た途端には、そう思いました。
でも、「腐らない家」が本当にいいのか?
そんなことを、よくよく考えたこともなかった・・・( ̄▽ ̄;)
チラッと目にした、その『くさる家』のフレーズ。
妙に心に残って
家とくさる(腐るでもあるけど)ことについて考えてしまいました(^▽^;)…いつもじゃない。時~々デスが…
若いころ、週一くらいでいつも通っていた道に、古い昔ながらの家がありました。
おじいさんが一人で住んでいたように見えました。
何回も通るうち、一年過ぎたあたりから
おじいさんの姿は見えなくなりました。
その後も通るたび、お家はどんどん朽ちてきて
屋根が落ち、庭は草だらけになり
今も時々その前を通りますが
草の陰に隠れてしまって
知らなければそこに家があったのか、分からなくなっています。
正直、家を建てる側、建てる時点からすれば
建てたばかりのベストな状態で
一生持ってほしいと思います。
ローンだけでも重いのに、リフォームのことまで考えたくない。
【永遠】に、新しいままのようなそんな素材で建てれたら
どんなに楽かと思います。
でも、【一生】持つ家と、【永遠】に持つ家。
考えてみれば、【永遠】に持つ家に住めたところで、
実際住む私たち人間は、【永遠】ではありません。
その【一生分】くらいもつ家ならともかく
【永遠】に残る家って、どうなんでしょうか・・・?(。´・ω・)?
【永遠】に残るなら、後に残された者たちが使えばいい。
確かにそうも言えますが
外国はともかく、日本は
其々が、夫々の土地に、
それぞれの都合のいいように建てた家がゴチャゴチャと並んでいます。
しかも、想像しても
自分たちが建てた当初考えていた建て方や、間取りの【ベスト】が
次の世代の【ベスト】とは限らない。
【永遠】に残る親が建てた家でなく、子や孫は
自分たちで考えた【ベスト】に住みたいとも思うかもしれません。
【永遠】の素材が仮に出てきたにしても
人の【考え方】やその【デザイン】まで、永遠とは限らない。
【永遠】に残るはずの素材でできた空き家は
次の世代には、重い荷になる可能性もあります。(再利用できれば別ですが)
家は腐っちゃ困るのですが
目先のことばかり考えて【永遠】を求めることはどうなんだろう?・・・(。´・ω・)?
次世代の負担にならない程度に
【一生】くらい持てば、十分なような気がします。
色々考えると、あのおじいさんの家が
おじいさんの姿が見えなくなるのに合わせたように
土に還ろうとしているのを
なんとなく思い出してしまうのです(・ω・)
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