素人玄人

【素人(しろうと)】の主な意味は、

そのことに経験が浅く、未熟な人。その道で必要な技能や知識を持っていない人。
またその事を職業・専門としていない人。

のことです。



私たちは、何かの知識や技能を身につけたり、

自分が【働く】という行為を通して

社会に参加することで報酬を得ています。

生きて、食べていくために。

そして、社会にかかわることで

自分のいい意味での社会の【歯車】としての

【居場所】を得ています。

【歯車】なんていうと、人を機械のように言っているみたいですが

どんな小さな【歯車】一つ無くしても、うまく動かなくなる。

自分という人間の【働き】を【仲間】が知って、見ていてくれる。

そのことが、その人のかけがえのない【居場所】でもあるんじゃないかと思います。



でも、【高い】知識や技能を身につければつけるほど

【高い】名声や、社会的な発言権を持てば持つほど

その専門でない人たちを【低く】しては元も子もない。



当たり前ですが、みんながその道の「玄人」になれば商売あがったりなのです。

専門でない「素人」がいるから「玄人」なのであり

そもそも「素人」のために力になれるから、働ける。生きていける。



だから「素人がよくも分かりもしないで・・・」っていうことを内心思っていたら

どんな立派な言葉遣いや態度をしたところで

真摯に聞いていないのは

「ど素人」でもわかるのです。

だから、信用されない。

立派なことを言っていても、なんか引っかかる。

素人だから、それに上手く言い返す言葉が見つからなくても

「Yes」では絶対ない。



玄人は

上手く言えずにいる【言葉】を【説得】と言う形で封じさせていないか?

【説得】と【納得】は違います。

相手が、明らかに嬉しそうな反応をしていないのを

見て見ないふり、聞かないふり

よく分かりもせんのがゴチャゴチャ言うな、

専門家に黙って任せとけ、じゃ

どこかの首相と同じです。



大人になり、親になり

子どもたちに対してもそうかもしれません。

【説得】と【納得】は違うのだと、頭の片隅において

心の声を【聴ける玄人】になれれば

自分が思っていたほど

相手に信用されてなかったっていうことは

少なくなる。

そう信じたいです。

どうか、立場的に「エライ」人ほど

心の声を【聴いて】欲しい。

切に願います。

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