ホメラレモセズ 不要の要

先日、新聞に

『“虫垂”大切でした』の見出しがありました。

虫垂炎をおこすこともあるし、

人体に必要ないからとされてきた虫垂が

実は大腸と小腸に、免疫細胞を供給し、

腸内細菌のバランスを保つ働きをしていることが発表されたとのこと(・ω・)

「バランスが悪くなると食中毒も起こしやすい。

むやみやたらにとらない方が良い」・・・・云々(・.・;)


医学でもなんでも、新しい何かが発見されると

それまで【当たり前】、【常識】と思われてきたことが

急にグラグラしだして

いかに、自分たちの狭い知識の範囲で考える

【当たり前】が実は、フワフワしたものか

こういったときに思い知らされます(;・∀・)



ついつい、目に見えて役に立っているものと

あまり、そう見えないモノを比較して

役に立っていないのだから、絶対に【不要】と決めつけるのは

実はかなり危なっかしいのことなのかも知れません( ̄▽ ̄;)


特に、自然のことは自分たち人間の考えの

まだまだ及ばないような絶妙なバランスの上になりったている

そんな気がしてしまいます(・ω・;)

畑の土
雑草農法もどきをやって、半年のわが畑。
厄介者のはずの雑草に助けられて、次第に生き生きと生命感が出てきたように感じます(・ω・) 



永井博士。しっぽも一役の話

原爆に倒れ、寝たきりになった永井 隆博士。

この世になんの用事のないものが生かされているはずはありません。

どんな病人でも、なにかこの世において働くことができるから

生かされているのでありましょう。

わたしは、命の最後の一瞬まで、いろいろ工夫して、

なにか働くことを見つけて働こうと思います」

ついつい【働く】ということと、【利を得る】ということを結び付けて考えてしまいますが

ホメラレモセズにいる、見えない【働き】がある。

そう信じたい時があります。


自然が、私たちの知識のはるか上を行く

絶妙なバランスの上で成り立っているのだとしたら

私たち、人間も、きっとそんなバランスの中にいる【自然の一部】。

そう思えば

あまりに暴走して、バランスを欠きそうになることに

少しはブレーキが利くように、なれるかも。


ホメラレモセズ。

そんな目に見えない部分での

【不要の要もある】と、信じたいです。

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