あんぱんまん

去る10月13日、アンパンマンの生みの親・やなせ たかしさんが亡くなりました。

私が子供のころ見たのは【アンパンマン】ではなく【あんぱんまん】

今みたいなスッキリ小奇麗なカワイイ【アンパンマン】じゃなくて

大人の人の体に、顔だけパンになったような【あんぱんまん】でした( ̄▽ ̄)

あんぱんまん

お腹が空いて死にそうな旅人に、

はたまた迷子の男の子に

「自分の顔を食べなさい」と言うノッポの【あんぱんまん】

しまいには顔がなくなって、体だけになっちゃう。

子供心にドキリとし、なんだか怖いような気もして

正義の味方だけど、ウルトラマンみたいにカッコいいわけじゃない…

そんな【あんぱん人間】は、なんとも複雑でしたっけ(^▽^;)


大人になって読み直したり、【あんぱんまん】に込められた

やなせたかしさんの思いなんかを読むと

決して一般でいうところの「カッコいい」とはちょっと違う正義の味方が

なんだかとても切なくなります。


戦争の従軍中プロパガンダ(宣伝・広報)に取り組んでいたやなせさんは

戦いの中において【正義】というものがいかに信用しがたいか痛感されたようです。

その経験があって



これまでのヒーローは【正義】こそ口にしても

飢えて苦しんでいる人に手を差し伸べることはしなかった。

まず困っている人に食べ物を届けるヒーロー=【あんぱんまん】



と着想されたようです。

私が子供ごころにドキッとしたように

当時は色々な酷評も多かったよう(*_*;

でも今は、こんなに子供たちに愛されるヒーローですもんね(*^▽^*)

そう考えると、一般にカッコいいと思っていたヒーローたちが

怪獣と戦うのに、あんな街中で大丈夫かしらん…?(?_?)

地球を守るため、戦って壊れた跡地はどうなるのかしらん?

倒した怪獣に帰りを待つ子怪獣なんかいたらどうするのかね~?

とか、いろいろ思っちゃいます(´・ω・`)


困っている人の為に、自分の顔を与え

敵さえも、命を奪うまでやっつけない


やなせさんは、完全なる【勧善懲悪】なんてないんだよってことを

【あんぱんまん】を通して語っているんでしょうね(´・ω・)


本当の正義っていうものは、決してかっこいいものはでないし

またそのためにかならず自分も深く傷つくものです



やなせさんは、そう言っています。

顔がなくなったノッポの【あんぱんまん】…(´・ω・`)

実は、どのヒーローよりカッコよかったのかもしれません。


ところで、アンパンマンについて調べていて


アンパンマンのサイトの質問コーナーが面白くて、笑っちゃいました( *´艸`)

「アンパンマンの体は、何でできてるのですか?」とか
↑ ホントだ!Σ(・ω・ノ)ノ!体もパンなのかな?(;・∀・)

「バイキンマンの変装になぜ誰も気づかないんですか?」とか
↑ お世辞にも上手な変装じゃないしね~( *´艸`)

個人的に一番面白かったのが

「ショクパンマンは何枚切りですか?」
↑ アハハ(*^▽^*)そんなことワタシ、考えたこともなかった!(*^▽^*)

皆さん、よく思い付きますね~(^。^)


結構楽しめますので、気分転換に覗いてみてくださいね(・ω・)/♪

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