【Crafts】 温かな手仕事と閑雅な家
夏休みも終わるころ、中津市街地にもくせい工舎のお家が出来ました。
住宅地にありながら、静かさや落ち着きを大切に
閑雅な雰囲気をもった、上品で温かなお家となりました。
日田土の漆喰とマットブラウンの瓦屋根。ゆったり平屋のお家です。
縦のラインが印象的な、品の良いデザインの木製の車庫。既製品のカーポートのように無機質な感じもせず木と漆喰のお家に良く似合います。
駐車スペースの、植栽ブロックのグリーンとウッドチップのコントラストも面白い。
同じく、縦ラインの門扉をくぐると、石畳と青々とした芝生が迎えてくれます。
ドア周りは一部土壁にし、アクセントを加えたデザインにしています。
三和土風の土間は、今回は炭入り。重厚感がありながら、輝度が抑えられているので、温かな品の良さを醸しだしています。
炭入りの三和土風土間を進むと、広々玄関ホール。
玄関のあがり口には、耳付天然木。その緩やかな曲線がシューズクローゼットまで続いて、三和土の黒に映えてとても贅沢な印象を与えます。
シューズクローゼットも、ご家族のご要望に応じオリジナルでお作りしています。
お施主様セレクトの木の薄い板を何層にも重ねた照明器具が、とても印象的。
手洗い場には、丸い木枠の鏡と、ころんとボール型のランプと立方体のウッドの組み合わせがステキな照明器具。
かわいいタイルがアクセントの漆喰の化粧壁に、うめこまれたステンドグラス。優しい灯りが雰囲気を温かなものにします。
トイレ内の、鏡付き木の収納庫も外国の物語にでてきそうな雰囲気。
お施主様が、民芸品などの手仕事をお好みなので、大窪建具さんがそれにあう細やかな細工の建具をつくりつけてくれました。
不思議な漆喰の色味が印象的な床の間。
色あせも毛羽立ちもない和紙畳に、足元ゆったり掘りごたつも。
一番目を引くのは、四角いニッチ。こちらは、背面に砂鉄が入った漆喰なので、見る方向によって少しキラキラします。
黒い背景に映えて、飾られているお花の色が引き立ちます。
円い木のボールがかわいいランプシェードも、お施主様セレクト。
天然の耳付板を天板に贅沢に使った造りつけのテレビボード。扉の木目も楽しい。
ボックスを重ねたような階段収納を兼ねたロフトへのステップ。壁際の木の枝がなんとも良い味わいです。
建具の繊細な陰影が、古民家のようで、懐かしい雰囲気を演出します。
お施主様セレクトのシステムキッチン。その背面には、アイランド型の収納棚が造りつけられています。
横に細長い2つの窓から、グリーンが見えて切り取られた風景が絵のようです。
壁際のちょっとしたスペースを使って、収納も。
水回りはLIXILを中心にお選びいただいております。
物干スペースに洗濯後すぐに出ていけて、ガラスが花粉やPM2.5から衣類を守ってくれます。
木の壁にド派手な色の・・・・これは何⁇ これは、クライミングホールド。
ロフトは、リビングの箱型階段からも上り下りできますが、このホールドを使って、本格的なボルダリングのようにも上り下りできます。
秘密基地に上がるまで大冒険!お子様もお友達も大喜びです。
紙と木でできた星形のペンダントライトが目を引くお部屋。黒い漆喰がお部屋をきりっと引き締めた印象に。
無垢の木をふんだんに使っているので、黒できりっとしながらも、柔らかな温かみがあります。
書斎スペースは広々耳付天然木の机!造りつけの棚も着いて、お仕事の間も木の気配を感じる空間です。
無垢の木をふんだんに使ったお部屋に、無垢の木でできたロフトベット。
毎日のおやすみとおはようが、秘密基地に出入りするようでちょっと楽しい。
なにより、壁紙を一切使用しない、木の清々しさに囲まれたお部屋は、素朴でシンプルで、とても贅沢な空間です。
これまた、耳付の大きな天然木の机が、窓側に堂々と配置されて贅沢な書斎。
窓一面の棚の中、射し込む柔らかな光が優し気な、落ち着きのあるお部屋になりました。
完成2016年8月下旬。中津市にて。