Barrier Free 円(まど)かな家
2016年7月、宇佐市にバリアフリー仕様のお家が出来ました。
もくせい工舎では、十数年後のリフォームありきで
家を建てていませんので、そういった意味では
はじめから誰もが使いやすい仕様は、数十年後、
年齢を重ねた後でも、何も心配せずすみます。
こちらのお家の特徴は、「角」がないこと。
角がない、その円く穏やかな佇まいは
自然素材の心地よさと相まって
ありのまま、住む人・訪れる人を迎え入れてくれるような
懐の深いお家となりました(*^_^*)
日田土の漆喰壁に、ベルエスパニカの瓦屋根。瓦の色はベルアイボリー。
その淡い色調の優し気な外観に、シックな引き戸が、上品な印象です。
お家の角は、丸みをおび、ジブリの映画に出てくる家のように、
漆喰の壁をさらに優しい雰囲気にしています。
玄関に上がる三和土風の土間には、かわいいムーミンのタイルも♪
シューズクローゼットにつづく、二つのアールが外国のお城や教会のよう。
段差のない造りが、いわゆる「日本のお家」っぽさをなくし、あかぬけた空間に。
収納力たっぷりのシューズクローゼットは、ご要望に応じたオリジナル。頼もしい限りです。
レトロなガラスがかわいい建具は、大窪建具さんの手づくり。
こちらも化学ボンド等を使わない、住む人にやさしい仕様。
水回りはLIXILの製品を中心にお選びいただいています。
トイレも、ゆったり広め。かわいいフクロウの手洗い鉢がいい味出してます(*^_^*)
お風呂も、ナチュラルな木目で、木の家にぴったり。もちろん機能的。
せっかくの無垢の木も、テカテカ塗装してはその力を最大限活かせません。
本気で自然素材の恵みを活かしたいと思えば、家はこうなります。
無垢の木の肌触り、漆喰の優しい陰影。家の素材が素直で素朴である事で、
こんなにも居心地の良い空間になります。
無垢の木は、年月とともに飴色にかわり、深みを増していきます。
お施主様セレクトの木とガラスの照明器具が、かわいいアクセントになっています。
小上がりになった畳スペースが、楽しい♪
キッチンはWOODONE。機能の良さもさることながら、なんといっても無垢の木を使っているので
もくせい工舎のお家にぴったりです。
棚もご要望に応じて、大工さんが造りつけてくれます。
各お部屋も、無垢の木にをふんだんに使った仕様。
木のもたらす癒し効果に、当たり前のように接して暮らせる。素朴だけれど、最高の贅沢です(*^_^*)
完成2016年7月下旬。宇佐市にて。