完成見学会と、うそぶく場所

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


5/25(土)・26(日)豊前市にて完成見学会を開催いたします。
(お施主様のご厚意に、大感謝!です。ありがとうございます!)
5/25・26豊前市下河内もくせい工舎の自然素材の家完成見学会


もし直前に、完成写真が撮影できましたら《かけこみphoto》で、改めてお知らせ出来ればと思います。


さて、「豊前の求菩提山に向かう途中に、お家ができるよ~」と教えてもらったのが
3月の中頃。

必ず前もって、場所の確認に伺うようにしているので
その日も、しとしと雨の降る中、愛車で向かいました。

20240525_26_無垢の木と漆喰で建てる自然素材の家_もくせい工舎_豊前の現場_工事中外観
工事中の外観。玄関側

今回のお家は、非常にコンパクト。土地を最大限に使いつつ、
本当に必要なもの、大切なものを厳選し、創意工夫がつまっているお家。

20240525_26_無垢の木と漆喰で建てる自然素材の家_もくせい工舎_豊前の現場_工事中外観
玄関反対側から見る

マチナカの狭小地でも、もしこんな風な無垢の木と漆喰でできた自然素材の家が増えたら
どんなにか、ほのぼのしてて良いだろうと思います。

よかったら、ミニマムで、洗練されているのに
手づくりっぽい温かさのあるお家を見に来てください。

詳しくは→こちら!


さて、今回も《ついで》のお話付。

地図を確認していると、現場の近くに神社がある。

元々、求菩提の方にちょこちょこ足を延ばしていたので、
「あぁ!あの、通りから見える神社かな?」と思い当たる。

・・・それにしても、嘯吹?
なんて読む?

難しい字ですが、嘯吹(うそぶき)神社だそう。

ほら吹きならぬ、ウソを吹くのかと
大変な誤解をしてしまったのですが

そうではなく、古語の【うそぶく】からだとか。

口をすぼめてふ~っと息を吹くことで
罪や穢れを吐き出し、心身を正常に保つことが社名の由来だそうです。

注:以下、偏ったスピリチュアルの話がしたいわけではありません。「へ~」ぐらいで、気軽に聞き流してくださいませ。

最近、『一番大事な生き方は伊勢神宮が教えてくれる』(吉川竜実 著)という本を読んでいて
これがまた、色々おもしろい。

他の本の内容なども織り交ぜて、ざっくり言うと、

神道には、教祖も、教義もない。

縄文の昔から、自然とともに生きる日本人の生活の中にあって、

八百万の神のように、すべてに神が宿ると考える。

人間もそれにもれず、元々、そのままで完全でありパーフェクトな存在なのだから、

そこに修行も悟りもない。

ただ、日々過ごすうち、ストレスやネガティブな思いで
(ケ)枯れることもある。

それを正常(清浄)に戻すのが、神社の役割なのだとか。


なるほど、それでハライタマエ、キヨメタマエなのか。
大元から救いようがない、穢れたものだから清めるというより、元々そんなに悪くないんだからキレイに清める感じでしょうか。
『千と千尋の神隠し』に出てきた、オクサレ様を思い出します。きっかけがあれば、元の姿に戻るような。私は、そんな風に捉えました。



石牟礼道子さんの『椿の海の記』に、4歳のみっちん(石牟礼さん)
お父さんが何度も言い聞かせる言葉が出てきます。

「やまももの木に登るときゃ、山の神さんに、いただき申しやすちゅうて、ことわって登ろうぞ」

この感覚を忘れていなければ、水俣の豊饒な海に
誰があんな排水を流しただろうかと、『苦海浄土』を重ねて思ってしまう。

教祖もなく、教義もなく、それをとりたてて聖職という立場から教える人もなく、
うっかりすると忘れがちになるけれど、

【人間】対【自然】においても、【人間】対【人間】の間でも、
「やりすぎてはいけない」一線のようなものがきっとある。

それは、一定の心地よい距離を保ちながら、お互いを尊重し合う生き方のような気がして
なんだかうれしい気持ちになったのでした。

人間は、生まれつき罪深いのではない。

ときどき、汚れてしまうから、リセットやリフレッシュのために
こういった空間があるんだと思えて、気が楽になりました。


さて、その嘯吹神社です。

嘯吹神社

快晴のお天気も手伝って、スカーっと気持ちが良い!

広大すぎる神社ではないので、鳥居から社殿と敷地の全体が把握できます。

また、それらが綺麗に清められていて、とにかく気持ちが良い!

訪れたのは3月の中旬だったのですが、どこからか、ふわっといい匂いがする。

嘯吹神社

沈丁花が咲き残っていたのでした。うれしいなぁ。

嘯吹神社
(う~ん。ワタシの頭じゃ、よく分からん・・・。)

嘯吹神社
社名の由来が分かると、なるほどなぁ~と分かる石碑。

さて、こちらの嘯吹神社。

なんでも御朱印が有名らしい。

整理整頓も苦手で、忘れっぽい私は、
御朱印集めというものに縁がない。

色々見ていると、雨の日限定のものもあるようで、

結局、欲しくなって両方買っちゃいました。

嘯吹神社の御朱印・ウソ
難をウソにする。ウソという鳥。菅原道真公に関わる話なので、太宰府天満宮にもウソのお守りがあります。
蜂に襲われた道真公を、可愛がっていたウソが助けた!が由来ですが、「・・・それは、エサ目当てだったのでは?」と疑う私は、きっと穢れております。

嘯吹神社の御朱印・雨の日限定
ちょっと、み●をっぽい?ですが、へこんでる時、こんなん言われたら、うれしい。例え、ウソ?でも元気出ます。

そうそう。もし、こちらの神社に行ったら、御朱印のほかにぜひとも試してもらいたいものが。

嘯吹神社の南天紙絵馬

【南天紙絵馬】です。

社務所に置いてある、紙の絵馬(¥200くらいだったかな?違ったらスミマセン。)に悩んでいることなどを書いて
こちらの水に浸します。

これが、意外なほど良かった。

A5サイズほどの和紙のような紙に、油性ペンで書くのですが、

そこそこ考えをまとめなければ、入りきらない。
そりゃ、小さな字でびっしり書けばイケるかもですが、ペンも極細でなけれなムリっぽい。

考えをまとめて書く必要があるので、うだうだと愚痴にならず、

端的に、簡潔に書く必要がある。

そうすると、思いのほか、自分が悩んでいたことって
かいつまんで言うと、こういうことか!と目で見て分かる。

しかも、水に浸けると、じわじわその和紙が溶けていくのですが、

書いたのが油性ペンだからか、

自分の文字だけが、溶け残って、浮いて、
そしてゆっくりと、沈んでいく。

たった、これだけなのですが、

その溶けて沈んでいく様を、たった一人見守る作業は

ことのほか、心を軽くする。


いつだったか、自分の抱えるネガティブな思いを紙に書いて、

クシャクシャ~っとして、ポ~イ!っとゴミ箱に捨てると良いとか
聞いて、やってみたことがあるのですが、

捨てたゴミ箱から、なんだか消えない毒?が出てるような気持ち悪さがあって、
ゴミ出しの日まで落ち着かない感じがしました。

「捨てたところで、アンタの吐いた毒はここにおる~」とかなんとか言われてそうで。

ただ、水に溶けていくのはそれとは違って、
自分の心のなんだか堅い、凝り固まったものも、一緒に溶けていくようで
なかなか良かったのでした。

ワタシほど毒気が貯まった方もおられないかと思いますが、
よかったらお試しあれ。
見学会のついでに!と言いたいところですが、できたら落ち着いて毒気?を抜いてほしいところです。


その他、腰に効く要石あり。

嘯吹神社の要石

裏手にも、素敵な社殿あり。

嘯吹神社の社殿

嘯吹神社の社殿

ふらりと立ち寄って、心身を洗って?リフレッシュするのに
とても良い神社でした。

社務所で御朱印を頼んでいると、頭上を「ギャ~、ギャ~」と鳴いて鳥が行く。
「カラス??」と言うと、優しそうな社務所の女性が、「アオサギなんです。」と言う。

なんでも、卵も青いらしい。(落ちているのはかわいそうですが)

良かったら、頭上を気にしてみてください。子育て真っ最中かもしれません。

嘯吹神社の石鳥居


そうそう、見学会もぜひ!
というか、メインがこちら!

ご予約お待ちしております♪

生きていく道の景色

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


前回、「あったらステキだけど、なくても困らないものを どう考えるか」という記事を書いて

ちょっと思い出したことがあったので、書き足したいと思います。

以前、NHKのプロフェッショナルという番組をよく見ていました。

独特のナレーションと、時折入る特徴的な、ひらめきのような効果音、
そしてスガシカオさんの歌う『Progress』という曲。

自分の知らない世界で、日々真摯に向き合う
その道のプロフェッショナルな人たちの
苦悩や喜びを垣間見れる、大変勉強になる番組です。

いつだったか、スガシカオさん自身が
その《プロフェッショナル》として登場した回があって
その時の言葉が、目からウロコだったのです。

誰かの心に言葉を残したい。

そう思いながらも叶わず、スガシカオさんには、
高校教師の道を諦めた過去があります。

高校教師として、誰かの心に言葉を残す道は途絶えましたが、

今はシンガーソングライターとして
生徒どころか、世界中の人たちに

心に残る言葉を残し続けています。

スガさんは、番組の中で

夢って、(パティシエとかパイロットとかの)職業の名前ではないんじゃないか。
それは、単なる職業の名前で、自分が生きていく道の名前じゃない。

どういう風に生きていくかってことが、本当の夢の正体じゃないか。

それを達成させるのが、人生なんだ。

といったことを話していました。
(↑ちょっと要約してます。詳しくは、『NHKプロフェッショナル 仕事の流儀 あと一歩だけ前に進もう|スガシカオ』でご覧ください。)
パティシエになって、お客さんを笑顔にしたい!なら、

人を笑顔にすることが本来の夢や生き方の道であり、

パティシエというのは、方法や手段のの一つであり、

もしそれが叶わなくても、他の方法で誰かを笑顔にする道を歩めばいい。

・・・と、いうことでしょうか。


一方で、そんな風に「将来何になりたいの?」と聞かれても
即答できない子どももいると思うのです。

はっきり言えない点は問題ないと、私は思います。

反対に、「なんでもいいから目標をいわないといけない」と
本心じゃないことを口にする方が、なんだか怖い。

心にもないことばかり口にしてると、
だんだん本当はどうしたいのか分からなくなるからです。

「学校の先生!」「トリマー!」「YouTuber!」
小中学校で即答できる内容なんて、
世界にあまたある職業の名前の一部に過ぎない。

たとえ、会社員だとしても、
私などは「え⁉そんな仕事があったとは!」なんて
50年以上生きて、未だに知らない仕事の内容も出てきます。

だから、答えられない子は
目標がないんじゃない。

大人だって、知っている範囲のことしか知らないんです。

「分からない」と正直に言える雰囲気が大切だし、
今は、色々なものを見ている段階とも言える。

目標に向かってまっしぐらも、すばらしい。
きっと最短距離で、すばやく目的地に着くでしょう。

ただ、その道しか知らないとも言える。

でも、あっちを見、こっちを見、
時には遠回りして色々見て来た子は

迷った分だけ、道を知ることになる。

ゆっくり歩いた分だけ、そこに咲いた小さな花に気付くこともある。

不器用でも、次に迷っている子に、
一般道以外の、「別の道」を教えられるのは

意外に、そんな子ども達なのかもしれません。
(私など、まだ迷います。老い先長くないのに・・・。迷うというか、もはや徘徊に近いかもしんない。)

歩く猫
わが(ケモノ?)道を行く。

スガシカオさん的な夢や、生きる道には

自分はこうして生きていきたいという芯のようなものがあります。

漫画家、小説家、パン屋、本屋、
色々なりたかった私ですが、

家を建てること、庭を作ること、
ウッドデッキがだめなら縁台でなんとかならんかとやってみること。

それのどれも共通するのは、
自分の頭にあるものをカタチにしたいという欲のように思います。

誰かが決めた枠や、入れ物や、押し付けられる当たり前を
自分なりに考え抜いて、居心地よく変えたくなる。

家を建てる理由は人それぞれですが、

スガシカオさん的捉え方をすれば、

それは方法や手段の一つで、

自分なりの居心地よい空間で生きていきたいという
生き方の形なのかもしれません。

理想通りに満足いくことは素敵ですが、

自分なりに工夫して、ことたりてきた世界観が、

こうありたいと右往左往してみたことが、

その人の《生きる道の景色》を作っていくのかもしれません。

さて、どんな景色が見たいですか

その、生きる道の景色の一部に、もくせい工舎のお家が加われば光栄です。

感覚としては、お気に入りの作家さんの器で
おにぎりとみそ汁を食べるような家です。

大事につくって、肩ひじ張らずに暮らす。

もし生き方に合うようでしたら、木の家に会いに来てください。

5月下旬、見学会も予定しています。

【施工事例】自然素材+ZEHでより快適なビルトインガレージがある家

こんにちは、もくせい工舎です。

宇佐市の閑静な場所に、シャッター付きのビルトイン仕様の平屋の紹介です。
日田土の温もりがある色合いにマッドブラウンの屋根瓦が落ち着いた印象です。

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木と漆喰の自然素材の家でZEH仕様、ビルトインガレージ付きと、自由設計ならではの住まいになりました。

玄関に一歩足を踏み入れると、爽やかな木の香りに包まれます。

ステンドグラスが映える手づくりの建具が、お家の印象を高めてくれます。
もちろん、オーダーメードのシューズクローク付きです。

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無垢の木をふんだんに使ったリビングは、ログハウスのような趣ある雰囲気
高い天井とロフトのおかげで、より広々と感じられます。
自然素材に包まれる素朴さの中で、障子に見立てた建具が凛とした表情を見せてくれています。

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ご主人様の大好きな無垢の木をふんだんに使用した効果で、まるで森林浴をしているかのような心地よさを感じられます。

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ご要望に応じて、OBさまのお宅の見学も承っております。
まずはお気軽にご連絡ください。

【お悩みQ&A】子育てや家事がラクになる家にしたい!

こんにちは、もくせい工舎です。

今回は、もくせい工舎のアンバサダーであるなつみさんに、子育て中の方から寄せられるお悩みに応えていただきました。

木の家でのありのまま暮らしを発信するなつみさんのInstagram(@kinoie.natsumi)も好評です。ぜひ、フォローや「いいね」をお願いします♪

Q:子どもが片付けが苦手でおもちゃが散らかります。
A:子どものおもちゃっていつの間にかどんどん増えますよね。
私もアパート時代から子どものおもちゃの片付けについては試行錯誤しています。
大人も子どもも、物が多すぎると片付けが大変になるので、子どもと相談して最近遊んでいないおもちゃは一旦段ボールに入れ、家族共用のクローゼットに収納するようにしています。
定期的に収納しているおもちゃと交換してあげると、新鮮さがあって子どももうれしいみたいです。

お部屋のおもちゃは、私自身が大雑把な性格なので、外からは中が見えないようなケースに入れて、なんとなくきれいに見えるようにしています。
また、ざっくりでいいので、おもちゃを分類してあげラベルを付けておくと、子どもも片付けしやすいみたいです。この方法になってから散らかったままになる事があまりなくなりました。

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Q:共働きで洗濯が負担になっています。
A:アパート時代は外に干すしか選択肢がなかったので、朝は出勤や保育園準備で時間がなく、やむなく夜に洗濯してベランダに干していました。

もくせい工舎の家に住み始めてからは、夫婦で家事の分担を決めていて、洗濯物は夜に夫が回しています。寝る前に一旦脱衣所に干してもらい、換気扇を回して就寝します。私は、朝その洗濯物を浴室に移動させ乾燥機能を使います。柔軟剤を使わないのでバサバサになるタオルは衣類乾燥機に入れてスイッチを押すだけなので、忙しい朝の時短になっています。気になる電気代も、日中の太陽光発電でまかなえるので、ありがたいですね。今の時期、花粉の心配もないのでとても快適です。

洗濯については、住まいの環境や太陽光などの機能で、快適性が大きく変化するところですね。

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子どものおもちゃの片付けは、今すぐにでも取り入れられるアイデアですし、電気代を抑えて室内干しする方法は、今後の家づくりで大いに参考になるのではないでしょうか。
なつみさん、ありがとうございました。

外観デザインの考え方について

こんにちは、もくせい工舎です。

今回紹介するのは、外観デザインの考え方についてです。
当社では、形はシンプルでありながら素材や色に温かみがあり、自然素材にこだわった外観をご提案しています。
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もくせい工舎の家の外壁は漆喰塗装が多いですが、腰板をしつらえたり、腰板を好みのカラーに塗装したりといったデザインも可能です。漆喰には、強度に影響が出ない程度で赤土などを混ぜて、淡い色を出すこともあります。

軒の出があるデザインで、屋根は、雨漏りのリスクが少ないことから、本を開いて立てたようなシンプルな形状の切妻屋根をご提案することが多いです。この切り妻屋根は、構造上空気の流れを遮らないため、換気能力に優れています。
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漆喰は見た目の美しさや存在感のある佇まいも魅力ですが、何といってもメンテナンスフリーという利点があります。もちろん、経年による変化は見られますが、風合いとして楽しめる趣があるのです。また、一般的なサイディングは、新築時から15年~20年で張り替えが必要といいますから、その差はかなり大きいです。

デザインはもとより、建てた後にお金がかからないのが一番良い外観といえるのではないでしょうか。

あったらステキだけど、なくても困らないものを どう考えるか

大分・自然素材の家。もくせい工舎・ことりのかあさん


わが家を建てることになった時、最初に見せてもらったパースに
ウッドデッキがあって、

「おぉ~、うちでもウッドデッキなんて付けれるの⁉」
と驚いた記憶があります。

ウッドデッキがあれば、床がフラットなので
室内から見ても広々、贅沢に見えます。

外の風に当たれるのも素敵です。

「BBQとか、できるし」

・・・いや~、ウチせんかも。

洗濯ものも、景色が見えた方が良いので
デッキには、きっと干さない・・・かな~。

結局、わが家にはウッドデッキがありません。

子どもとの、転校の条件がロフトを作ることだったので
それを優先してあきらめたというか、

あとでどうにでもなる気もして、「まぁいいか!いらん!」としたのです。


その代わりどうしたか。

こうしました。↓
(あらかじめ断っておきますが、おしゃれな話ではないです。)

縁側

ウッドデッキならぬ縁側です。

縁側
草ボーボーですみません。

しかも、見てお分かりかと思いますが、すのことブロックでできています。
オシャレではないですが、ことたりてます。

ウッドデッキに求めるものが、

床のフラット感と、外の風にあたることだったので

縁側で十分だったのです。

ヒノキのすのこをホームセンターで買えたので
雨風にもわりと強い。

例え、ボロボロになったとしても、すのこを変えるだけの手軽さです。

もう、私のような不器用&めんどくさがりには
うってつけ。

少々ガタつきますが、野良仕事のあいまの休みにも、

コーヒーを淹れて、外で飲むという気分転換にも、

このちょっとのスペースでも、充分充分。

屋根と一体型ウッドデッキ
家の屋根の内側に同化したように設置したウッドデッキ。

ウッドデッキも、お施主様たちのお家に見られるような一体型ではなく、

わが家に付けるとしたら、完全な外付けになるので、メンテナンスも早め早めにしないといけない。

そんなマメな人間はわが家にいない。

親方邸外観・ウッドデッキ
原田左研の親方邸は、ウッドデッキと縁側の合体版。ご近所さんが"ばーちゃん"を訪ねて来ても、「ハ~イ」なんて気軽に出れます。

ウッドデッキより縁側がちょうどいいタイプだったのです。


そうそう、意外に良かったのがパーゴラでした。

パーゴラ
ずいぶん後々、付けてもらいました。雨に強いヒノキ製です。組み立てた後から、自分たちで色を塗ったので大変だった...。
もし設置されるときは、ぜひとも、先に塗ることをお勧めします。

本当は、長い軒先で、その下にテラスがあって・・・が理想だったのです。
(試しに【軒先が長い家】で検索してもらったら、「あ~、こんな感じのね!」と伝わるかと思います。)

残念ながら、そんなお金はない。
出せるとすれば、知恵?

知恵と言うか、どケチ根性というか。

充分ことたりるような、「その代わり」を見つければいい。

パーゴラができたことで、不思議と何もない時より
空間が広く感じます。

暑い時は、日よけも付けることができます。

日よけの役目をするはずの、モッコウバラはまだまだですが、
いずれ、緑の屋根になってくれることでしょう。

あったらステキにいくらでも使えるならともかく、
そうでなければ、創意工夫で自分なりのやり方をさぐるしかありません。

でも、その右往左往した感じや、自分なりの【ことたりる】感じを積み重ねて、

家は、そのご家族らしさが出てくるのではないかと思います。

手がかからない家や庭はラクですが、
思い入れも思い出も少なめです。

どっちが良いかは人それぞれですが、
理想通りにいかなくても

これはこれで、自分なりの家であり、空間なんだと
時折思います。

その人の周りの空間は、「その人」がつくっている。

唯一無二の
その人らしさ、でもあります。

【トイレ特集】自然素材を使った快適な空間をご提案します。

こんにちは、もくせい工舎です。

トイレは毎日使う場所だけに、快適な空間にしたいもの。
もくせい工舎では、トイレや洗面室といった水回りにも、木をふんだんに使用していますが、無垢材と漆喰の使い分けにはこだわりがあります。

トイレは狭い空間なので、掃除道具などがぶつかって壁を傷つけないように、床から1mほどの高さには腰板を施し、その上部に漆喰を使用しています。
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ご要望で壁全面を無垢材にすることもできます。杉板はアンモニアなどの悪臭成分を吸着することなどによる消臭効果があります。
また、漆喰は、多孔質でトイレの気になる臭いを吸い取り、強アルカリなので中和反応が起こると同時にカビも防いでくれます。

トイレは、標準仕様でLIXILのタンクレストイレ「サティス」や、パナソニックの「アラウーノ」からお選びいただけます。

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トイレはコンパクトな空間だからこそ、無垢材や漆喰をつかうことにより、木に囲まれるようなリラックス感を感じることができます。住宅設備の標準装備については、HPでもご紹介しています。
【厳選された標準装備】https://www.mokuseikosha.jp/20equipment/

自然素材の家と無垢材造作家具の良い関係

こんにちは、もくせい工舎です。

家を新築するときには、家具を一緒に選ぶ人も多いのかもしれません。
もくせい工舎の見学会や事務所にお越しになった時に設置しているテーブルやHPの「木あそび」、施工事例を見て、造作家具をご要望されるお客様もいらっしゃいます。

造作家具とは、大工さんが現場で手加工によりつくるものや、木工所で職人さんがつくる家具のことです。

もくせい工舎の家は、無垢材や漆喰といった自然素材でつくられていますから、ギラギラ、テカテカした既製品より、無垢材で造った家具との相性がいいです。
家具屋さんにも、木製家具はたくさんそろっていると思います。
しかし、見た目だけの無垢材であったり高額であったりサイズ感や質感、木目の柄を考慮すると、造作家具にするのがおすすめ。
空間の有効活用やインテリアの統一感にも一役買ってくれます。
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代表の永家は、ものづくりが好きですから、ご要望に応じてポストや木の時計を作ることもあります。HPでもご紹介していますので、ぜひご覧ください。
【木あそび】https://www.mokuseikosha.jp/53kiasobi/

懐かしくて可愛い、昭和レトロガラスの魅力


こんにちは、もくせい工舎です。

職人さんによる手作りでオリジナルデザインを提供している建具には、お客様が好まれるインテリアに応じて、昭和のガラスを使うことがあります。
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どこかレトロな昭和のガラス。
昭和の職人さんは粋な人が多かったのか、幾何学模様など斬新なデザインが魅力です。
もちろん、昭和の時代を生きた方には、懐かしさも感じるでしょう。
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もくせい工舎では、昔からのストックや古いお宅からリサイクルしたガラスを使っています。(建具屋さんのストックの中から使ってくださることも多いです。特別に指定をしなくても使ってくださいます。)
今では製造されていないガラスのため、柄を選ぶことはできませんが、「どこにもないデザインで味わい深い!」とお客さまからも好評です。

また、昭和ガラスではありませんが、片面がフラット、もう片面がモール状になった「モールガラス」もアンティークな雰囲気があって好まれる方が多いです。モールガラスは、製造販売されていますので、ご要望に応じてお選びいただけます。

職人さんのセンスが光る、昭和ガラスを使った木の建具。
施工事例でも紹介していますので、ぜひ見てみてください。
https://www.mokuseikosha.jp/25construction-result/

私たちが考える、「心から満足していただく」ということ

こんにちは、もくせい工舎です。

一般的に家を建てる際は、「〇〇(工務店)で家を建てることに決めました」というお客さまからのご依頼で、家づくりが本格的にスタートすると思います。

しかし、もくせい工舎の場合は、「うちで契約するか決めましたか?」とこちらからお尋ねしたり、「もくせい工舎に決めました!」とお客さまから意思表示されることが、ほぼありません。

これは、決して意識してやっていることではないんです。
私たちにとって、自然素材の家づくりを通じて、木の家で暮らす喜びをお客さまと共有するのが何よりの喜びです。
全ては「お客さまが心から満足できる家を建てるため」ですので、契約を急かしたり、自然素材が好きじゃない人に押し付けたりは一切いたしません。

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そのため、もくせい工舎では、土地探しや住宅ローン、どんな家を建てたいかなど、さまざまな課題をお客さまと一緒にクリアしていくうちに、自然と契約に至っているケースが多いです。
もちろん、その過程で当社の家づくりが合わないと感じる方もいらっしゃるでしょう。
その場合も、全ては「お客さまが心から満足できる家を建てるため」という理由から、無理に引き止めたり、強引に契約を迫ったりは一切しません。
2-2.JPG心から満足していただくために、お客さまの気持ちを大切に家づくりを進めています。
今すぐに家を建てられるかわからなくても構いません。
木の家に興味がある方は、ぜひ、もくせい工舎の家を見に来てくださるとうれしいです。